QRMIと【2865】QYLDの安定度を比較

配当生活をする為には、銘柄が安定して配当をだせるか?

長期保有した際に株価が低下し、資産低下とならないか?が気になりますよね

極端に言うと銀行に預けているレベルの資産価値安全性があり

市場のインフレに価値対応したうえで10%以上の配当が毎年もらえれば最高です。

そんな銘柄本当にあるのかな?と思っていたところにQYLDがでてきました

そして2021年にQRMIができ約3年が経ちました。

値動きや配当の安定性なども見えてきましたので解析していきます

目次

QYLDの銘柄戦略

QYLDはNASDAQ100指数を原資産とし、カバードコール戦略でオプションプレミアムを獲得する戦略です

①株価が上昇局面ではオプション利益を取り

②下落局面ではオプション利益分市場の値動きに勝る

大きな値幅上昇利益はとれませんが、安定した配当と株価下落のリスクを分散しています。

グラフにすると下記です。

オプションプレミアムで賄いきれない大幅値下がりの際のマイナスが気になりますよね

一部QRMIはそこに目をつけて、株価下落時のプットオプションを組み合わせた銘柄になります

QRMIの銘柄戦略

QRMIはQYLDに対し、5%プットオプションにより株価下落に対するリスク低減を図った銘柄です

結果としてコールオプションによる利益が減ります。

大幅リスクを回避する代わりに利益が落ちてしまう難しい銘柄になります。

相場変動に対する安定はかなり高く設計されています。

QYLD、QRMIリスク指標で比較

リスクを示すベータ値で比較をしてみましょう

各指標に対するベータ値や運用指標をみるとQRMIが比較的相場変動が低いことがわかります

※ベータ値は市場が1%変動した際の銘柄の変動率になります。1%以下であれば低変動になります。

銘柄戦略通りの結果になっていますね。また分配利回りも良いです

後は低リスク分、配当がタコ足になっていないかです

QRMIはタコ足配当銘柄か?

リスクを減らすためにプットオプションを採用したQRMIはQYLDに対し利益が減ります。

安定して10%程度の配当が見込めるのか?収支からチェックしていきましょう。

下図からは運用があまり良くないように思えます。(グローバルX HP出展)

2021年~2022年はタコ足配当。2023年で利益が出始めましたが、10%には程遠い結果です。

この銘柄はあまりにリスクを嫌って、利益が少なくタコ足になっていると思われます。

購入はやめておこうと思います。皆さんもご注意ください

こう考えると、低いベータ値でタコ足になっていないQYLDはすごいと思います。

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