トランプ砲によって日々上下する株価。
QYLDも市場不安を受けてどんどん低下してきています
つられて東証 ETF 2865 も価格低下してきています。
今は買いなのか?検討していきます。
まずはQYLDの動きを確認します。
QYLDはNASDAQ100をカバードコール戦略を取っています。
なのでNASDAQ100指数の動きを見てみます。

まさにトランプ大統領が就任した直後は上昇した株価ですが
関税砲をもとにディールを行い、右へ左への間に市場不安が掻き立てられて10%以上低下です。
2/19日にカナダ・メキシコに25%の関税を発表しています。
QYLDもNASDAQ100と同じ動きをしています。東証ETF 2865も同様です。

こういったケースではカバードコール戦略の弱いところが見えますね。
定期配当は出るのでしょうが、タコ足になっていると思われます。
これからのQYLDはどうなる?
トランプ関税が脅しを続けている限り、一喜一憂が続くNASDAQ市場
当面安定とは程遠いと思います。また徐々に市場が冷え込むことが想定されます。
NASDAQ銘柄にテスラがある為、イーロン・マスクの動きも気になるところですが
日本からの一部モデル撤退等、BEVの販売不振も見えるようになってきました。
思っていた大胆な規制緩和や減税の動きも見えてきていません。
トランプ政権は対外的な交渉で有利条件を手に入れ
垂れ流しの蛇口になっている戦争費用を削減し、補償から米国や米国企業に有利な環境を作る
その後、余裕が出た分を国内投資環境改善にといった動きを考えているようです。
並列で動くかと思っていましたが、直列で急ぐやり方に見えますね。
戦争が停止し、蛇口が止まるのに1~4か月、
相互関税の議論が収まるのも同等と考えると、
夏まではNASDAQ100はもみ合いの状況になると想定されます。
特に相互関税の議論が落ち着くまでは注意が必要と思います。
結局買いなのか?
別のブログで記載していますが、QYLDは株価上昇益を捨てて、下落時のリスクを低減する銘柄です。
上昇やもみ合いでは安定配当を得れる仕組みですが、下落相場では原資低下のリスクを低減するレベルです。
当面はもみあいもしくは下落相場が想定されますので、今の所QYLDは買わない方が良いと思います。
もう少し市場が落ち着くのをまって動こうと思います。