高配当株投資をしていると、どうしても
「この会社は大丈夫だろう」
と思いたくなります。
その気持ちはすごく分かります。
実際、ホンダのような企業には、ブランドも実績もあります。
でも今回、ホンダは2026年3月期の見通しを大きく修正し、通期で赤字見通しとなりました。Reutersは、上場企業になって以来ほぼ70年で初めての通期赤字見通しだと報じています。会社側のリリースでも、EV戦略見直しに伴う費用や投資損失の見込みが示されています。
これを見ると、改めて考えさせられます。
高配当株投資は、このまま続けていいのか。
個別株は、どこまで信じていいのか。
今回は、ホンダの件をきっかけに、私が個別株投資をどう見直したかを書いてみます。
ホンダの赤字見通しは、個別株の怖さを思い出させた
ホンダの今回の修正はかなり大きいです。
Reutersによると、EV事業の再構築に伴う費用や減損・評価損などが重く、最大で4,200億円~6,900億円規模の損失見通しが示され、株価も大きく下げました。背景には、米国でのEV政策支援の後退や、中国市場での競争激化もあります。
ここで怖いのは、
ホンダが“怪しい会社”だったからではないことです。
むしろ逆で、
誰もが知る優良企業でも、環境が変わればここまで業績が揺れる
ということです。
高配当株投資をしていると、つい
「配当利回り」
「知名度」
「安心感」
に引っ張られます。
でも現実には、企業の将来は
- 業界構造
- 世界情勢
- 技術の変化
- 政策
- 為替
こうした要因で大きく変わります。
高配当株投資が悪いわけではない
ここは誤解しないようにしたいです。
私は、高配当株投資そのものを否定しているわけではありません。
実際、配当が入ると投資を続けやすいですし、現金収入があるのは大きな安心材料です。
ただ、今回ホンダを見ていて改めて感じたのは、
高配当株でも、個別株は個別株だ
ということです。
つまり、配当を出しているから安全なのではなく、
配当の裏にある事業の強さが続くかどうか
を見なければいけない。
これが難しい。
しかも、個人投資家が毎回そこまで深く追い続けるのは簡単ではありません。
持ち続けるか、売るか。私ならどう考えるか
ホンダ株を持っている人が一番悩むのは、ここだと思います。
今売るべきか。持ち続けるべきか。
私なら、まずこう整理します。
1. そもそも何のために持っていたのか
配当目的だったのか。
値上がり狙いだったのか。
長期保有前提だったのか。
ここが曖昧だと、下がった時に全部ブレます。
2. 1銘柄への依存度が高すぎないか
もし1銘柄の比率が大きいなら、見直しは必要です。
今回のように、優良企業でも大きく崩れることがあるからです。
3. 他にもっと自分が理解しやすい投資先はないか
ここが、私にとってはかなり大きいです。
たとえば不動産なら、
物件の立地、家賃、修繕、融資、出口。
もちろん難しいですが、少なくとも自分で現地を見て判断できます。
一方で個別株は、
経営戦略や世界競争、政策変化まで見なければいけない。
この差はかなり大きいです。
ホンダの件で、私は「個別株を主役にしない」と思った
今回の件を見て、私の考えはよりはっきりしました。
個別株は持ってもいい。
でも、主役にしない。
これです。
ホンダのような大企業でも、ここまで見通しが変わる。
そう考えると、個別株に資産形成の中心を置くのは、私には少し難しいと感じます。
実際、このブログでも過去にホンダ株について書いてきましたし、2025年末の記事でも、株で高い利回りを維持する難しさから不動産へ舵を切る考えが示されています。サイト全体の流れとしても、個別株から不動産へ重心を移していく文脈はすでにできています。
だから私は今、
高配当株は補助、主力は別に持つ
という考えに寄っています。
では、主力は何にするのか
ここで出てくるのが、不動産です。
不動産にもリスクはあります。
空室、修繕、金利、トラブル。
決して楽ではありません。
でも、少なくとも私は、個別株より
自分で理解しやすく、自分で改善しやすい
と感じています。
- 価格交渉ができる
- 融資を使える
- 家賃を見ながら判断できる
- 物件ごとの差が分かりやすい
この感覚は大きいです。
だから、ホンダの赤字見通しを見た今、私はますます
高配当株を主役にするより、不動産を主軸にした方が自分に合っている
と感じています。
それでも高配当株を持つ意味はある
ただし、全部を不動産にする必要もないと思っています。
株には、
- 流動性が高い
- 少額から買える
- 現金化しやすい
- 管理の手間が少ない
という良さがあります。
だから私は、こう考えます。
- 個別株は比率を抑える
- ETFや分散商品も活用する
- 高配当株は“補助”として持つ
- 主力資産は自分で理解しやすいものに置く
このくらいが、いちばん無理がないです。
まとめ|ホンダが赤字見通しでも高配当株を続けるべきか
私の答えは、
続けてもいい。ただし、個別株を信じすぎないこと。
です。
ホンダの赤字見通しは、ショックではあります。
でも同時に、個別株投資の現実を改めて教えてくれました。
優良企業でも崩れる。
配当があっても安心とは限らない。
世界情勢や事業環境で、前提はすぐ変わる。
だから私は今、
高配当株は続けても、主役にしない
という考えです。
その上で、主役を何にするか。
そこを考えた時に、私にとっては不動産の優先度が上がっています。
投資先を「株か不動産か」で迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。
→ QYLDが戻ってきた今、ホンダは赤字。不動産か株か?2026年3月に私が投資先をどう考えるか
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