検討の結果QYLDの問題点

QYLD(2865)について今まで検討を行ってきました

高配当で配当生活にもってこいのQYLD(2865)ですが

配当に目をつぶり冷静に検討をしてみます

目次

2013年からの投資実績を検討してみます

QYLDは2013年からスタートしており、実績があります

その運用実績を検討してみます

まずは成長推移です。(下図.グローバルX出展)

一応安定して上昇傾向があります。

NASDAQ100に対して成績が悪いのはカバードコール戦略の為です。

こう見ると全体的に上昇傾向あり、安定銘柄に見えます

株価を見てみます

QYLDの株価推移を見てみます。 下図.YAHOO ファイナンス出展

2013年かみるとかなり低下してしまっています。

コロナのタイミングでの低下はともかく、10年かけて3割以上株価が落ちています

総配当としてはプラスでも、少し心配があります(下表.インカム投資ポータル)

上記表では安定して8%~12%の配当利益を出しながら徐々に株価は下落しています。

カバードコール戦略の落とし穴

カバードコール戦略は株価上昇利益を捨ててオプションプレミアム料をもらう事で株価下落に備える戦略です

そうなのです、株価上昇利益を捨てているので、株価下落のリスクだけを取る事になるのです

もちろんオプション料で緩和はされますが、長期的には原資が低下していく事になるのです

別のブログでQRMIとQYLDの市場価格損益との推移を比較した図を参考下さい。

マイナスは大きく、プラスは少なくなっていますよね。そうなのです

株価は上昇局面では大きく上昇せず、下落局面ではちゃんと影響をうけてしまうのです

カバードコール戦略で安定配当を出してくれるのですが、下落局面では原資を下げてしまうのです

QYLDはNASDAQ100が上昇する市場環境では買いですが、下落がわかるときは売った方が良いと思います。

やはり株は長期で上がると思う銘柄を選ばないとですね

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