インフラファンドの配当がQYLD越え!高配当の要因解析していきます。

最近のインフラファンドの配当が高配当になっています。

QYLDを上回る10%越えが多数あります。

なんでこんなに高配当が達成できるのか?要因解析をしていきたく思います。

目次

インフラファンドって?どんな銘柄があるの?

  • いちごグリーンインフラ投資法人(9282)
  • カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)
  • 東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)
  • エネクス・インフラ投資法人(9286)
  • ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)

上場しているインフラファンドは実は5銘柄のみ。

(9281)のタカラレーベン・インフラ投資法人と

(9283)の日本再生可能エネルギーインフラ投資法人は今は上場廃止しています。

意外と少ないですね。

太陽光発電や風力発電などのインフラ施設への投資です。

再生可能エネルギーの普及は国の方針であり、さらなる規模拡大が見込まれていますが

今後の将来性はあるのでしょうか?利益の仕組みはどうなっているのでしょうか?

疑問がわいてきます。

2025.1.11時点での配当金、配当利回りは?

スクロールできます
商品特徴価格利回り予想配当金

いちごグリーンインフラ投資法人(9282)
太陽光
29.43MW
44,900円8.65%2025年6月
3,885 円

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)
太陽光
227.6MW
75,800円8.53%2025年6月
3,281
2025年12月
3,184

東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)
太陽光
69.84MW
51,500円11.15%2025年6月
2,840 
2025年12月
2,905 
エネクス・インフラ投資法人(9286)太陽光
風力
243.4MW
51,600円11.60%2024年11月
2,995
2025年5月
2,993
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)太陽光
195.0MW
44,950円8.899%2025年11月
2,000
2025年5月
2,000

確かに5銘柄中2銘柄が10%以上の配当利回りとなっており、コスパ良く思えます。

今までのチャート推移は?なんでこんなに高配当に?

ジャパン・インフラファンド投資法人の株価推移ですが、すごいことになっています。(出展 yahoo!ファイナンス)

他の銘柄も軒並み低下しています。24/6月と、24/12月です。

太陽光取引の今後について心配が高まり、徐々に売られ始めているようです。

太陽光ファンドの主な懸念は以下だと思います。

・FITの終了による懸念。固定買取価格も徐々に低下しています。利益低下懸念です。

・20年のインフラファンド向けの税制優遇がなくなる時のファンド利益低下懸念。

・配当益に利益超過分という形で本来設備投資に回すお金を切り崩していることでの将来利益不安

ようは、FITや税制の箱に支えられた投資法人なのでそろそろ将来不安が出てきたという事で

懸念が表に出るたび値下がりがしてきたようです。

今後の動きはどうなるのか?買いなのか?

上図は日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の上場最後の年のチャート図です。

上図はタカラレーベン・インフラ投資法人の上場最後の年の値動きです。

STEP
株価が安くなる。

将来の利益不安などで株価が安くなる

STEP
所定以上低下すると上場廃止の動きが出る

もともとインフラ投資法人なので、資産があります。株価がそれ以下となると

購入して上場廃止した方が利益がでます。

STEP
株価が急上昇して上場廃止する

TOBの価格まで急上昇します

そうなんです。非常に将来性が薄い投資法人に見えるのですが、

無理に利益を株主還元しなければ、しっかりと稼げるインフラ資産があるファンドなのです。

ここはPBRを見てみましょう

資産は?分岐点はどこか?

スクロールできます
商品時価総額PERPBR
いちごグリーンインフラ投資法人(9282) 4,623百万円21.881.11
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)33,351百万円24.150.83
東京インフラ・エネルギー投資法人(9285) 9,231百万円27.110.58
エネクス・インフラ投資法人(9286)30,076百万円29.041.05
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)19,852百万円23.270.91

2025年1月12日時点で5銘柄中3銘柄がPBR1倍割れになりました。

過去の2銘柄が上場廃止となった際はどちらも株価は1倍以上でTOBコールされたようですが

今後の動きが楽しみですね。

もともと株は安くかって高く売るが基本です。

インカムゲインを狙う投資先としてはインフラファンドは個人的に?ですが

株価がV字挙動を見せる事がある程度見えている中での投資先としては一行の価値ありと思います👍

さあ、どの銘柄がよいか…。

カナディアン・ソーラーインフラ投資法人は利益超過分配金の実質廃止を方針としました。

そしてジャパン・インフラファンド投資法人も利益超過分配金に頼らない形で減配を発表しました。

もう一波乱あるかもしれませんが、PBR1.0割れであれば勝負だと思います。

発電規模が大きく、長期安定方向へ舵をきったカナディアンソーラー、ジャパン・インフラファンドか

時価総額が低く、ジャパン・インフラファンドの減配発表に影響を大きく受け、PBRも1を割った

東京インフラ・エネルギー投資法人か。

個人的には後者を狙っています👍

利益超過分配金なしでの配当利回りは?

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商品配当金
利益超過除く
利益超過
分配金
株価利回り
利益超過除く
いちごグリーンインフラ投資法人(9282)1,705円2,360円44,900円3.79%
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)6,501円0円75,800円8.57%
東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)3,077円2,863円51,500円5.97%
エネクス・インフラ投資法人(9286)2,861円3,127円51,600円5.54%
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287)3,099円901円44,950円6.89%

利益超過分配金を除くとだいぶ見た目が変わります。

今後インフラファンドが利益超過を設備投資に適切に回す分配とするのであれば

是正を発表した銘柄以外はこれからもうひと下がりすると思われます。

インフラファンド横並びで見た際にまだ下がる余地があると思われる

東京インフラ・エネルギー投資法人。

このタイミングでBETするか悩むところです。

ちなみに利益超過分配なしでカナディアン・ソーラーと同じ8.5%利回りを出そうとすると

想定株価は3万6千円になります。

3万6千円になるまで 一旦様子見です。

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